3子ちゃんの花壇①
「みんなに一つずつ畑をあげる」
家ができる頃、こんな約束を子どもたちとしました。
『庭』という絵本にあこがれて、同じようにしてみたかったのです。
絵本の内容のように、子どもたちが自分の畑作りを楽しんでくれたらいいなぁ…と思っていました。
実際のところは、「子どもたちが興味を示さないと畑があっても仕方がない!自分でやってみるからこそ、機会を得る価値があるのだ!」ということで、なんとなく、なぁなぁにしたままでしたが。
写真は、秋に作った2子ちゃんの花壇です。
バーちゃんの家の庭からひらってきた球根を育てるために2人で作ったのですが、今はシーズンオフでまっさらな状態になっていました。
そこに、2子ちゃんがママのために選んだ白花のアンゲロニアと、もらい物のマリーゴールドを植え付けたところです。
植え付けたのは、お父さんですが。
他に植えるところが(ちょうどいい土のある場所が)なかったので、ちょこっと拝借しました。
そんなことをしながら、ふと上の約束を思い出し、あらためて子どもたちに畑がほしいかきいてみました。
1子さん「ほしい!野菜も植える!」
2子ちゃん「私は花を植えるだけでいいから、ここだけでいい。」
3子ちゃん「…。」
何かがツボに入って、素直にほしいと言えない3子ちゃん。
その様子を察したお姉ちゃんたちが助け舟を出して色々きいてくれました。
どうやら「2子ちゃんの花壇の横に同じような花壇がほしい」ということのようです。
それなら来週作ろう!
ということで、今日は縁に使う石だけ集めておくよう話しました。
こういう流れが大好きな子どもたち。
3人で手分けして、どんどん石を運んできました。
あっという間にそれらしい石の並びができました。
来週、一度石をどかし、穴をほって土を入れ、それからもう一度石を並べたら、3子ちゃん花壇の完成です。
「何を植えるの?」と聞くと、「うーん…」と思わせぶりな笑顔で、2子ちゃんの花壇のように花を植えたいということを教えてくれました。
きれいな花壇ができるといいね。
来週が楽しみです。